おはようございます!
先日、東京都の補助金「高齢者向け新ビジネス創出支援事業」の募集が開始されました。
この補助金は、東京都が設定する高齢者向けビジネスの支援テーマに沿った、新製品・新サービスの開発や既存の製品・サービスの改良を促進し、高齢者市場でのビジネス展開を支援するものです。
▼助成対象者
・東京都内の中小企業者
・東京都内の中小企業団体等
・複数の企業で構成される中小企業グループ
・東京都内で操業を具体的に計画している個人
▼助成対象事業
・新製品の開発、及び既存製品の改良
・新サービスの開発、及び既存サービスの改良
▼支援テーマ
・生活の質の向上を目的とするビジネス
・生活の維持・低下防止を目的とするビジネス
・その他ビジネス(就労、自立支援)など

参考URL:「支援テーマ」と「対象となるビジネス例」
▼助成限度額・助成率
・助成限度額:最大750万円
・助成率 :2/3以内
▼助成対象経費
・開発・改良フェーズ
1)開発・改良に要する経費(必須)
原材料・副資材費、機械装置・工具器具備品費、委託・外注費、産業財産権出費・導入費、専門家指導費、直接人件費、規格認証・登録費
2)開発した・改良製品・サービスを検証・モニタリングするための経費(任意)
展示会等参加費、広告宣伝費
・設備投資・事業環境整備フェーズ(任意)
機械装置・工具器具備品費、店舗新装・改装工事費、店舗賃借料、委託外注費
助成対象経費は大きく分けて2つのフェーズに分かれていて、申請には開発・改良フェーズの実施が必要です。
開発・改良フェーズは商品を開発・改良する際の経費です。

・試作開発・改良とは
商品を新規開発する場合には、まずアイディアが必要です。
「どのようなサービスや商品が必要とされているのか」
「現商品の課題は何か?」「どんな問題解決につながるのか」
「誰に、どのように提供するのか」を明確にします。
これは新規開発の軸となる非常に重要な部分です。
・試験評価 効果検証とは
試験評価とは開発中の製品やサービスが「意図した通りに機能するか」「品質基準を満たしているか」効果検証とは「実施した取組が設定した目標や目的をどの程度達成出来たか」をデータに基づいて評価・分析することです。
・試作広報とは
簡易的な試作品を作り、使いやすさなどを検証します。
ターゲットとするユーザーに実際に利用してもらい、「不具合の確認」や、「使い勝手の検証」を行い改善点や追加すべき機能を洗い出します。
・規格・認証取得とは
必要に応じて、「特許や商標」などの取得を検討します。
大まかにここまでが、「開発・改良フェーズ」になります。
・設備投資・事業環境整備とは
事業活動を行う上で製品を作るための生産ラインを整備したり、商談を行うショールーム環境を整えること。この部分が「設備投資・事業環境整備フェーズ」になります。
▼申請の流れ
・申請前エントリー 2025年5月29日から7月25日
・申請受付期間 2025年6月16日から7月31日
申請の流れとしては、一次審査(書類審査)が9月中旬、二次審査(面接審査)10月中下旬、その後総合審査が11月下旬、交付決定が12月末頃予定されています。
まとめ
支援テーマの参考URLを見ていただくと分かるように、支援テーマがかなり幅広く、いずれに該当しなくとも支援テーマに近しいビジネスであれば申請できる可能性があります。
高齢者向けビジネスを展開中、またはこれから展開を考えている企業様にとっては助成対象経費も幅広く非常に魅力的な助成金制度ですので、ぜひ検討してみてください。
詳細は以下のURLから
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/koureisha/index.html