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先日、中堅・中小成長投資補助金3次公募の採択結果の発表、並びに4次公募が開始されました。
結果として3次公募の採択率は50.7%と昨年の2次公募の全国平均採択率14%から大きく跳ね上がりました。また、今回の公募でも追加採択事業者の発表もあるようです。
こちらはまだ公表されていないため採択率はまだ上がる可能性があります。
しかしながら、その3次公募の申請数および採択数を詳しく見ると、採択率こそ高まりましたが申請者の母数が大きく異なっているのが見て取れます。
そのため採択のハードルが下がったと考えるのは注意が必要だと考えられます。
こちらは下記の表にまとめさせていただきます。
申請者全体 | 採択者 | 採択率 | |
1次公募 | 736 | 109 | 14.8% |
2次公募 | 605 | 85 | 14.0% |
3次公募 | 229 | 116 | 50.7% |
上記のように採択者数は採択者は85者から116者とあまり変化はありません。
しかしながら、申請者数は605者から229者へと大きく減少しています。
これは同時期に始まった中小企業成長加速化補助金に、申請者が大きく流れたと考えられます。
補助金の概要
この補助金は、人手不足などの課題を抱える中堅・中小企業が、大規模な設備投資を行うことで、持続的な賃上げを実現することを目的としたものです。
予算総額は令和9年度までで3000億円と非常に大規模なものとなっています。

今回は公募期間が7/7〜8/8と大変短くなっています。申請をご検討されている事業者様はお早めにご相談ください。
詳細はこちらのリーフレットより
補助上限額・補助率
補助上限額 50億円
補助下限額 約3億3000万円(最低投資額10億円)
補助率 1/3(※)
※申請時に補助率1/4での採択を許可すると、本来の基準に満たない場合でも追加採択される可能性があります。
補助対象者
・常時使用する従業員の数が 2,000人以下の会社又は個人
・複数の企業によるコンソーシアム
申請要件
・専門家経費・外注費を除く補助対象経費が10億円(税抜)の投資計画
・賃上げ要件(補助事業の終了後3年間の対象事業に関わる従業員等1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が4.5%以上)
※対象事業に関わる従業員とは
今回の賃上げ要件で記載されている「対象事業に関わる従業員」という単語について
補足させていただきます。
・原則として、補助事業を主として行う事業部門を最小範囲となります。
・基準年度及びその算定対象となる各事業年度において、全月分の給与等の支給を受けた従業員となります。
・当該事業年度において、産前・産後休業、育児休業、介護休業など事業者の福利厚生等により時短勤務を行っている従業員は、算定対象から除くことができます。
上記の記載が手引きにあります。こちらを分かりやすく文章にすると「補助事業実施期間に事業部門に通期で所属していた従業員」というような解釈が分かりやすいかと思います。
※申請にあたっての注意点
・賃上げ目標未達成時には補助金の返還の義務が課せられるため注意が必要です。
・賃上げ目標は交付決定までに全従業員に表明することが必須条件です。
・基準となる年度の給与総額が申請時の直近年度を下回った場合にも返還対象になる可能性があります。

補助対象経費
・建物費(拠点新設・増築等)
・機械装置費(器具・備品費含む)
・ソフトウェア費
・外注費
・専門家経費
建物から機械、ソフトウェアまで大規模投資にふさわしい幅広い経費が対象です。
ただし下記のような単価要件があるため注意が必要です。
要件1)建物、機械、ソフトウェアは100万円(税抜き)以上
要件2)外注費、専門家経費は、契約(発注)先1件あたりの見積額の合計が50万円(税抜き)以上
これらの費用は、原則として交付申請時に3社以上の同一条件による相見積を取ることが必要です。
応募申請時に計上していない経費を交付申請時に新たに計上することは認められていないためご注意ください。
対象経費は、交付決定を受けた日付以降に契約を行い、補助事業期間内に納品、検収、支払等の事業上必要な手続きがすべて完了したものとなります。
申請期間・おおまかなスケジュール
申請期間 7/7~8/8
2次審査(プレゼン)9月下旬予定(予定)
採択発表 10月上中旬頃(予定)
交付申請 10月下旬以降(予定)
交付審査 11月下旬以降(予定)
交付決定 12月下旬以降(予定)
補助事業実施期間 ~令和9年12月末迄
※2025年7月17日(木)15時より4次公募の説明会がオンライン上で開催されます。事業及び申請手続きの概要を説明される予定のため、申請にご興味のある事業者様は参加をお勧めします。
なお後日録画が公開予定のため参加を逃してしまった事業者様は録画のご視聴をお勧めします。
参加フォームは以下のURLより
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_6P7JjRn5SK-XIytolQCkkg#/registration
公募概要からの分析
https://seichotoushi-hojo.jp/assets/pdf/about_4ji.pdf
上記資料の5ページにあるように次の基準に沿って審査されます。
『経営力』
『先進性・成長性』
『地域への波及効果』
『大規模投資・費用対効果』
『実現可能性』
次に上記資料の6ページにある3次公募における各種指標の中央値についての資料から以下のことが分かりました。

「全社売上高増加額」「補助事業売上増加額」「補助事業付加価値増加額」という項目があります。これらの項目においては採択者と申請者全体では、下記のようにそれぞれ約20億円、約18億円、約8億円の乖離が見て取れます。
この数字の乖離からは具体的にどれ程会社を成長させるのか、どれ程の額の付加価値や売上高が増加したのかを示すことが重要ということが見て取れます。
採択された事業者は成長・増加率に加え強気な数字を示しています。この数字は目標賃上げ率の説得力にも繋がるため非常に意識するべきポイントと言えます。
このように採択されるには「かなり強気な事業計画書」が必要だと弊社は感じました。
まとめ
この補助金は「最低投資額が10億円」という高いハードルがあります。
また「リスクをとってでもより一段上の成長・賃上げを目指す」という決意が試されているものです。
更に年平均上昇率が4.5%以上という賃上げ要件や強気な事業計画など申請する際に事前シミュレーションが必要な項目が多岐にわたります。
挑戦したいというお客様はぜひ当社にご相談をお待ちしております。
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h2:まとめ
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