省力化投資補助金 第3回と4回の公募要領の変更点まとめ

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
先日、省力化投資補助金の第4回公募要領が公開されました。
前回の第3回公募と見比べると、いくつか変更点が見られます。
申請するにあたり重要な事項も含まれていますので、本記事では変更点を分かりやすく解説します。

変更点①代理申請について

第3回公募では「なお、本補助金の電子申請システムでは代理申請を行うための委任関係を管理する機能は提供しておりません。」と記載されていましたが、第4回公募では「本補助金の電子申請システムでは交付申請に限り代理申請を行うための委任関係を管理する機能を提供しております。」と記載が変更されています。
このことより第4回公募より交付申請に限り代理申請が可能となりました。

・第3回公募
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_03.pdf#page=2

・第4回公募
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_04.pdf#page=2

変更点②定義の追加について

第4回公募より定義の項目に新たに「(7) 事業計画期間」「(8) 事業計画1年目」「(9) 基準年度」の定義が追加されました。その他にもいくつか説明が追加されています。
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_04.pdf#page=6

変更点③事業実施場所について

第3回公募では「応募時点で建設中の場合や土地(場所)のみを確保して建設予定である場合は対象外となります。」と記述されていましたが、第4回公募より「交付申請時点で建設中の場合や土地(場所)のみを確保して建設予定である場合は対象外となります。」となりました。
これにより第3回公募では補助金に応募する時点で、建物・店舗が完成している必要がありましたが、第4回公募では採択された後に行う交付申請時点までに建物・店舗が完成していればよい、ということになりました。

・第3回公募
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_03.pdf#page=8

・第4回公募
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_04.pdf#page=8

変更点④最低賃金引き上げ特例の条件変更について

第3回公募では「2023年10月から2024年9月までの間で、地域別最低賃金+50円以内で雇用している従業員が全従業員数の30%以上である月が3か月以上あること。」と記載されていましたが、第4回公募では「2024年10月から2025年9月までの間で、「当該期間における地域別最低賃金以上~2025年度改定の地域別最低賃金未満」で雇用している従業員が全従業員数の30%以上である月が3か月以上あること。」と記載が変更されています。これは若干の要件緩和と言えます。

・第3回公募
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_03.pdf#page=11

・第4回公募
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_04.pdf#page=11

変更点⑤システム構築費の確認書類について

第3回公募では「システム構築費を計上する場合は、実績報告時に、要件定義書…または開発費用算出資料…を提出する必要があります。」と記載されていましたが 、第4回公募ではその記載に加え「システム構築費を計上する場合は、補助金交付候補者として採択後、見積書に加え仕様書等の価格妥当性を検証できる書類の提出を求めることがあります。」と記載が追加されています。

・第3回公募
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_03.pdf#page=18

・第4回公募
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_04.pdf#page=18

変更点⑥加点項目の追加について

第4回公募より加点項目に新たに「地域別最低賃金引き上げに係る加点」と「事業場内最低賃金引き上げに係る加点」が追加されました。
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_04.pdf#page=30

変更点⑦減点項目について

第4回公募より加点項目要件未達事業者の減点項目の減点される補助金に新たに、「成長型中小企業等研究開発支援事業(GoTech 事業)」が追加されました。
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_04.pdf#page=30

変更点⑦採択後の手続きについて

第4回公募より新たに「補助金交付候補者として採択後の手続きについて」という章が設けられました。
申請に際して重要な点もいくつか見受けられましたので、目を通していただけると幸いです。
https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/application_guidelines_ippan_04.pdf#page=34

まとめ

今回の大きな変更点は
・最低賃金引き上げ特例の条件変更
・加点項目の追加
になります。この二つは政府による最低賃金引き上げに伴う支援強化の一部と言えます。
補助金の土台となる補助額や補助率に大きな変更は無いと思われます。
弊社でも申請サポートを行っていますので申請を考えている事業者様はぜひご相談お待ちしています。

詳細は以下のURLより
https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/

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執筆者

星山 瑛のアバター

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